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tonysame:2021SScollection [ Metal Blow]
2021.06.01
ブランドのアイコンでもあるメタルブロータイプに、今のトニーセイムを象徴するNewwaveパーツを組み込んだ次世代モデルです。
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tonysame:japan 細井 礼
トニーセイムジャパン代表取締役社長。
視力は良いものの、地元の眼鏡店で出会ったメガネに惚れて購入したことがきっかけでこの世界へ。高校卒業後はアジアを中心とした世界を旅する。36歳3児の父。最近はじめた趣味はアクアリウム
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tonysame: japan 高木 良輔
1998年に眼鏡専門学校に入学し、眼鏡セレクトショップでのアルバイトを開始。卒業後の2002年眼鏡フレームメーカーに就職し、11年間勤務。2013年にトニーセイムジャパン入社。直営店勤務、営業を経て現在は商品企画を担当。
高木さん。
はい。なんでしょう?
私たち「ブランド」は常に時代に合わせて変化、進化していかないといけないと思っています。
えぇ・・・そうだと思います。
あまり表立っては言いませんが、変化、進化をある意味強要しているようなところもあります。
はい。わかります。。
ただブランドにとって、「変わらないもの」「変わらないことが大切なもの」もあると思っています。
なるほど。
それがトニーセイムにとっての「メタルブロー」ということですね。
あ、先に言いましたね。
申し訳ありません笑
いいですけど笑
トニーセイム今年11年目。デビューモデルからずっとメタルブローは創り続けてきました。
そして今回、次世代モデルとして TS-101/TS-102を発表しました。
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一目でトニーセイムとわかるデザインです。
そうですね。
今のグローバルのトレンドから考えると、決して沢山のブランドが手がけるテイストではありません。
ただ、アジア、特に日本においては必ず必要とする方々がいらっしゃいます。
そして未だに「トニーセイムといえばメタルブロー」というイメージの方も多いです。
そう。だからトニーセイムとして「新しいもの」はどんどんと生み出して行きながら、「ずっと変わらないもの」としてメタルブローも創り続けています。
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ただし、クオリティ、機能性は飛躍的に向上しています。
個人的には、ちょっと「突き抜けた」印象です。
過去のモデルとは全く別物です。
細部まで相当創りこみました。
基本的なディテールとしては、トニーセイムのメタルブローの特徴である3次元的なラインの中に、Newwaveパーツを組み込みました。
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Newwaveパーツは2箇所です。
詳しく解説お願いします。
はい。
丁番を挟んだフロント側とテンプル側にそれぞれワイヤーカットテクノロジーを用いてスリットを入れています。
それぞれのパーツに直接加工を施しています。
これぞ本当のシームレスですね。
はい。全てのスリットの深さと角度を変えてあります。
また、フロント側のパーツと、テンプル側のパーツは役割が違います。
フロント側は「固い」設定、テンプル側は「柔軟性のある」設定にすることで、
それぞれ、「眼鏡店の皆さまによる調整に使用するパーツ(フロント側)」、
「掛け外しの負荷を吸収、分散し型崩れを防ぐための可動パーツ(テンプル側)」として機能します。
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かけていただくと絶妙なバランスが実現していることを感じていただけます。
上面からみると、その複雑な造形が見て取れます。やっていることはとてもシンプルなんですけどね。
はい。ワイヤーカットの特徴である精緻なカットが活きています。
ただ、理想のカットの数、角度、深さにたどり着くまでに、本当に気が遠くなるような回数の試作を重ねています。
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最終的にベストだと言えるものができるまで3年以上かかっています。。。
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ただ、仕上がったものを見ると、あれだけのことをやった甲斐はあったと感じています。
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レンズシェイプは2タイプご用意しました。
カラーはそれぞれ4色展開です。
ベースになるカラーについても、実は10年前を踏襲しています。
普通は10年前のカラーというと古臭く感じたり、すでに飽きていたり、、、となりがちですが、このバリエーションはむしろお客様からは「これを待っていたよ」とおっしゃっていただける。。。不思議なカラーバリエーションです。
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差し色は2色ご用意しました。
マットグリーン/マットホワイト/ ライトブラウンの通称「スタバカラー」と、
ダークブルー/ホワイト/レッドのトリコロールです。
こういった遊び心も「トニーセイムらしい」と思っていただけるのではないかと思います。
ぜひお手にとってご覧いただきたいです。
これまでのトニーセイムの歩みを象徴するプロダクトです!