DIP: marukaku-T編 パドマイメージ蓮井さんと。
2020.08.10
PADMA IMAGE 蓮井 明治
眼鏡ブランド「パドマイメージ」 代表。
眼鏡好きの大学生からスタートし独学でデザインを勉強。
眼鏡店勤務を経て地元香川県で髪型をヒントにしたアシンメトリーコレクション等を展開。
趣味は眼鏡収集と山登り。
tonysame:japan 細井 礼
トニーセイムジャパン代表取締役社長。
視力は良いものの、地元の眼鏡店で出会ったメガネに惚れて購入したことがきっかけでこの世界へ。高校卒業後はアジアを中心とした世界を旅する。35歳3児の父。最近の趣味はFPVドローン
DIPシリーズの最終編はパドマイメージ蓮井さんとです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
トニーセイムのコレクションに左右非対称のモデルが生まれたことは非常に画期的でした。
パドマイメージは、「アシンメトリーと幾何学」をテーマにしていて、
思わず二度見してしまうような違和感をパドマイメ―ジのメガネをかける事で作り出せたらと考えています。
PADMA IMAGE アシンメトリーコレクション
左右非対称が不自然ではない、前髪から着想を得たコレクション
確かに、パドマイメージのメガネは「違和感」を楽しむ感覚ですよね。
ただ、marukaku-Tはこれまでのアシンメトリーコレクションの中では、一見左右対称のメガネかと思うくらいさりげないバランスですよね。
はい。実際使って他の人に気づかれるかギリギリのところを狙いました。
でも見た人はなぜかしっかりと「違和感」を感じる。そこが面白さになっています。
実は丸と四角のアシンメトリーは歴史的に何度も繰り返されているデザインなんですよね。
だから、 今回はキャラクター性の強いものではなく、 あくまで今回のプロジェクトで活きるデザインにしたつもりです。
確かに、ヨーロッパの昔のアーカイブなんかを開くと、必ず出てきますよね。
そうなんです。もちろんそういった歴史をリスペクトしながら、あくまでパドマイメージらしさを表現するところにこだわりました。
なるほど。やはり最初からアシンメトリーをテーマにすることは決められた感じですか?
色々考えたんですが、今回の企画でしかできないデザインとして「小振りなアシンメトリー」が最適だという考えに行きつきました。
と言うと?
通常のリムだと強度面から2mmは必要じゃないですか?そうするとどうしてもボリュームが出てしまいます。
そのため、小振りなデザインだとバランスが非常に難しいんですね。
なるほど。アセテートライトなら、最薄1mmです。
はい。今回の協業によって、1mmのリムが実現できるならば、全体に小振りにした時のバランスがうまく取れると考えました。
ちょうどパドマイメージでも需要はあるけど実現できないデザインでした。
確かにそうですね。。正面視1mmの部分があるからこそ、全体のバランスが整っているということですね。
実は今回のDIPのコレクションの中では一番海外からの評価が高かったモデルでした。
そうなんですか?それはうれしいですね。
やっぱり海外ではアシンメトリーコレクションのような「わかりやすさ」が大切なんですか?
そうですね。やはり目につきやすいですし、アイコン的に覚えていただきやすいのもあると思います。
私は実はジオメトリーコレクションの中に潜んでいる蓮井さんの「狂気」のファンなんですが…笑
狂気…笑
PADMA IMAGE ジオメトリーコレクション
多角形と幾何学をテーマに、かける方のキャラクターを引き立てるコレクション
実はデビュー当時、ファーストコレクションの「stick」を購入させていただいております。
ありがとうございます。かなり前に廃盤になっているモデルです。
今も当時の初期衝動を大切にしながら、デザインをしています笑
これからも期待しています!
ありがとうございます。