試行錯誤。
2020.06.12
前回のプラスチック生地制作の続きです。
製法が決まってからも試行錯誤は続きます。
tonysame:japan 細井 礼
トニーセイムジャパン代表取締役社長。
視力は良いものの、地元の眼鏡店で出会ったメガネに惚れて購入したことがきっかけでこの世界へ。高校卒業後はアジアを中心とした世界を旅する。35歳3児の父。最近の趣味はFPVドローン
tonysame:japan 高木 亮輔
1998年にキクチ眼鏡専門学校に入学し、眼鏡セレクトショップでのアルバイトを開始。卒業後の2002年眼鏡フレームメーカーに就職し、11年間勤務。2013年にトニーセイムジャパン入社。直営店勤務、営業を経て現在は商品企画を担当。
前回はDP製法(ダブルプロセス製法)が生まれてから、完成品まで一気に紹介しましたが、実はその間にも相当時間がかかりました。
そうですね。本当に手探りでしたから。
DPカラーという1企画のために作ったサンプルです。このなかで実際に採用されたのは8色ほどです。
二次加工前、加工後のものがありますが、この作業にお付き合いくださったメーカーさんには、本当に感謝ですね。
その通りですね。実際はこれ以外もありますしね。
例えば、こちら。
その1から3に行くにしたがってピースが細かくなっています。
同じ色の組み合わせでも全然印象が違いますよね。
なんだか今改めて見るとこの色もいいですよね。
またどこかで使ってみるのもいいかもしれません。
こちら同じ色の組み合わせなんですが、使う「型」のパターンを変えるとかなり表情がわかります。
このアセテートの製造に使う「型」のカタログみたいなのがあるじゃないですか。
流石に公開はできないものですが、あれ私好きなんですよね。
それだけではご覧のお客様は全くわからないと思いますが・・・マニアックですけどね笑
このパターンなんかも一度はボツになったけど、あとからジワジワ良い気がしてきて、結局採用しました。
このベーシックなカラーにもこだわらせていただいております。
お店の方も、接客の際に「色」でここまで語れるブランドはあまりありませんよなんて、おっしゃってくださる方も多いです。
トニーセイム は「眼鏡屋さんが語りたくなるメガネ。お使いの皆様が人に伝えたくなるメガネ。」を目指しておりますから。
これからも色々とトピックを創っていきましょう。