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tonysame:2021AWcollection [ Celluloid Collection ]
2021.12.29
Celluloid Collectionからは、ど直球と変化球。2つのシェイプを発表しました。
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tonysame:japan 細井 礼
トニーセイムジャパン代表取締役社長。
視力は良いものの、地元の眼鏡店で出会ったメガネに惚れて購入したことがきっかけでこの世界へ。高校卒業後はアジアを中心とした世界を旅する。36歳3児の父。最近はじめた趣味はアクアリウム
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tonysame: japan 高木 良輔
1998年に眼鏡専門学校に入学し、眼鏡セレクトショップでのアルバイトを開始。卒業後の2002年眼鏡フレームメーカーに就職し、11年間勤務。2013年にトニーセイムジャパン入社。直営店勤務、営業を経て現在は商品企画を担当。
あっという間に年の瀬です。。
12月はオフィスの移転もあり本当にあっという間でしたね。
皆様にご愛顧いただいてきたtonysame:tokyo showroom(大塚)は閉店させていただき、
2022年1月に虎ノ門で新たにオープンさせていただきます。
詳細は後日お知らせして参ります。
ご期待ください!
さて、新作はそろそろしっかりご紹介しないと、お取り扱いの店舗様の店頭には、
既に並んでいますからね。
頑張ります。
本日はCelluloid Collectionです。
TS-10751,TS-10752の二型を発表し、TS-10752はすでに完売、TS-10751も徐々に無くなっております。
(店頭の在庫状況は各お店様へお問い合わせくださいませ。)
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非常にトニーセイムらしい玉型ですが、対照的な2型ですね。
そうですね。あえて言葉にするなら「ど直球」と「変化球」といった感じでしょうか。
そうですね。TS-10751はまさにど直球といった感じのスクエアシェイプです。
トニーセイムが大事にしている「ジャパニーズスタンダード」という考え方を意識してデザインしました。
セルロイドを使用し、その素材特性である「硬さ」を最大限活かして生み出した細いリムと相まって、
非常にすっきりとした印象でおかけいただけると思います。
やっぱりこういうシェイプは一本持っていると便利ですからね。
うちの新しい定番になりそうです。
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TS-10734と並んでくれると嬉しいですね。
さて、もう一型のTS-10752は「変化球」ということですが。
はい。パッと見るとシンプルなボストンシェイプに見えるかと思いますが、
実はフロント下リムの外側にエッジが立った「変形ボストンシェイプ」になっています。
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これ、意外と伝えないとわからないくらいさりげないディテールになっています。
ただお顔に乗せたときには結構違いが出ます。
Vmagazineで島崎遥香さんがかけてくださった写真がとてもわかりやすいです。
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やはり若干のシャープ感が出て、一般的なボストンシェイプとは違う印象になります。
せっかくのvoiceですので、デザインのソース(元ネタ)のお話なんかもしてみますか。
こちらの企画は私が「高木さん好きなことやってください」という会話からスタートしましたよね。
そうですね。
いつもは各シーズンのコンセプトや全体のバランスを考えながら創っていくことが多いのですが、
今回はあえていつもとは違った切り口で考えてみました。
その切り口がビンテージのディテールだったんですね。
はい。数年前から続くクラウンパント、多角形のトレンドはビンテージがベースになっていますから、
その流れを感じさせる。けどもあまり最近のブランドが取り組んでいないディテールに注目しました。
1940年代〜50年代のフランスのビンテージを参考にしています。
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かっこ良いですね。
当時こんなデザインを沢山の方がかけていたことを想像すると痺れます。
そうですよね。特にここ数年は海外や国内の感度の高い方々がスタイリングに取り入れているデザインです。
それをトニーセイム流に取り入れたのが、TS-10752のシェイプですね。
このシリーズならではの細いリムにしかできない「ごく僅かな」エッジは、さりげないオシャレを楽しみたい方には最適だと思います。
ビンテージ感をより楽しみたい方には「茨布」カラーがオススメです。
鼈甲調と申しますか、ものすごく雰囲気が出ます。
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この生地最高です。
ぜひ店頭でお試しいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。