tonysame: めがね堂 special voice Part.3
2021.07.28
めがね堂 西田 彰宏
2007年に、33歳でめがね堂を開業。当初はセット販売を中心とした構成だったが、こだわりのあるブランドを主力とする方向転換を2012年に行い、今に至る。
息子の影響でバス釣りを始めたが、さっぱり釣れず、海釣りに変更。お客様からアドバイスをもらいながら精進中。
tonysame:japan 細井 礼
トニーセイムジャパン代表取締役社長
視力は良いものの、地元大阪の眼鏡店で出会ったメガネに惚れて購入したことがきっかけでこの世界へ。高校卒業後はアジアを中心とした世界を旅する。36歳3児の父。趣味はfpvドローンとアクアリウム
西田さんおつかれさまです。
おつかれさまです。
ちょっとブログのペースが落ちてきたんじゃないですか?
もう疲れました。。。
嘘です笑
月末は色々あって忙しいんです笑
まだまだ期間は長いですしね。ぼちぼち行きましょう笑
先日ブログで取り上げていただいていたMetal Blow、めがね堂さんでは1番人気!
ありがとうございます。
トニーセイム はメタルブローから始まってますもんね。
代表作の一つとして、めがね堂では継続展開しています。
TS-10415の新色も良かったです。
ありがとうございます。
デザインの特徴やコーディネートについてはブログでしっかり語っていただいていたので、
こちらでは少しテクニカルな部分についてお伝えしたいと思います。
お願いします。
まず、トニーセイムのメタルブローの最大の特徴はこのフロントからテンプルにつながっていくラインだと思っています。
綺麗ですよね、無理なくつながっている感じがします。
この流れるラインの中に2箇所リガメントを組み込んでいる「ダブルリガメント」になっています。
外からは全然見えませんね。
はい。トニーセイムは機能性パーツをなるべく主張させないことを意識してデザインしているものが多いです。
それでも2箇所ですもんね。
確かそれぞれ硬さが違うんじゃなかったですか?
はい。その通りです。
フロント側のリガメントは柔らかい設定、テンプル側は硬めの設定にすることで、
ソフトな装用感と、フィット感を両立させています。
この説明を聞いてから、ゆっくりこのフレームをかけると本当にそんな感じがします。
いや西田さん、本当にそうなんです笑
笑
あとこれまでvoiceでは説明していないことなんですが、実はフロント側のリガメントは形状も工夫をしています。
ちょっと絵に描いて見ました。
わかりやすいですが、下手ですね笑
これでも2回書き直したんですが・・・笑
つまり、見えない部分でU字になっているんですね。こうすることで横方向だけではなく縦方向への可動域が生まれます。
そうすることで「傾斜角」と呼ばれる角度の調整が非常にやりやすい構造になっています。
「傾斜角」っていうのは、主に耳の高さが違う方のお顔に合わせる際に調整する角度なんですが、
結構調整のできないフレームも実は多いんですよね。
ただ、そのままではメガネがお顔の上で傾いてしまうんで、どこかから無理に調整をすることになります。
TS-10415はフレームのデザインを崩すことなく、簡単に調整ができるよう考えています。
良いと思います。パーツの中でロー付けするのは難しそうですね。
そうなんです。この矢印の部分でロー付けしています。
調整のことまで考えデザインされているのはトニーセイム の特徴ですよね。
ブログにも書きましたが、そもそも無理に広げなくて良いものが多いですし、フィッティングした時にフレームの形があまり崩れない。
これはユーザーの皆さんにとてもメリットのあるところです。
ありがとうございます。
もちろん私たちの考えが100%正しいとは思っていませんが、少しでも眼鏡店の皆さんやユーザーの皆さんが快適に使っていただくために何ができるだろうか?ということは常に考えているつもりです。
・・・細井さん今日はなんか真面目ですね。
い・・・いつも真面目ですよ!
そういうことにしておきましょうか笑