tonysame:2021SScollection [Re:product]
2021.04.29
昨年トニーセイムの創業10周年を記念し発表した「re:product」
1度限りという話もありましたが…
tonysame:japan 細井 礼
トニーセイムジャパン代表取締役社長。
視力は良いものの、地元の眼鏡店で出会ったメガネに惚れて購入したことがきっかけでこの世界へ。高校卒業後はアジアを中心とした世界を旅する。36歳3児の父。最近はじめた趣味はアクアリウム
tonysame: japan 高木 良輔
1998年に眼鏡専門学校に入学し、眼鏡セレクトショップでのアルバイトを開始。卒業後の2002年眼鏡フレームメーカーに就職し、11年間勤務。2013年にトニーセイムジャパン入社。直営店勤務、営業を経て現在は商品企画を担当。
本日から2021SSコレクションのご紹介スタートです。
大変お待たせしてしまいました。
お問い合わせも増えてきていますから、こちらでしっかりとご紹介していきましょう。
まずはre:productからです。
昨年、ブランド創業10周年を記念した企画として発表しました。
はい。そうなんです。
私の中では「1度限りの企画」だと考えていた時期もありました。
最初はそのようにおっしゃってましたよね。
10周年限定というか。
過去をリスペクトするのは一度だけ・・・くらいに思ってました。
それがなぜ第2弾に繋がったんでしょうか?
・・・予想以上に。。。
売れたからですか笑
「売れた」というとなんだか…笑
「予想以上にお客様がお喜びくださった。」からです笑
あんまり違いがわかりませんが…
ただ、実際のところ、元となったモデルを発表した2013年より反響が大きかったのは確かですよね。
そうなんですよ。
色々お客様から頂いたご意見を分析すると、その理由がなんとなくわかってきました。
というと?
元となったTS-10701シリーズを発表したのが2013年。
当時を思い返してみると、ウエリントンを中心としたクラシックテイストのデザイントレンドが始まった頃でした。
あの頃から一気に増えましたよね。
そう。ただ話を聞いてみると、当時はまだまだ「好きな人」がかけるアイテムだったんですよね。
一般的にはボストンシェイプなんかはまだまだハードルが高かったと。
確かにそうでしたね。
そんな中、トニーセイムのTS-10701シリーズは、クラシックど真ん中のデザインに、SX4ブリッジをはじめとする視覚的にも主張のある機能性パーツを組み込んでいました。
「クラシックテイスト」に、さらに「トニーセイムらしさ」が詰め込まれていたんです。
つまり・・・
当時は「少し早すぎた」っていうのが、皆様の声を聞いて私の中で出た結論です。
ウエリントン、ボストンシェイプはかけたいけど、1本目はまずは王道のデザインが良い。という方が多かったんじゃないかと思います。
結構目立つパーツですからね。そこが格好良いんですが、確かに初めてこの手のデザインをかける人にはハードルが高かったかもしれません。
そして経つこと7年。ウエリントンシェイプもボストンシェイプもすっかり定番になりました。
お店の店頭にもクラシックテイストのメガネは沢山のバリエーションが並んでいますよね。
そう。そんなタイミングでこの「re:product」を発表したところ、「クラシックテイストをかけている方への次の提案に最適」「どうしても似たようなデザインになりがちなジャンルで、見てわかる違いがあって喜ばれる」とおっしゃっていただけることが非常に多かったんですね。
なるほど。今のタイミングだからこそ、選んでいただけるお客様が増えたんですね。
あとは昨年、鯖江に行った時に「せっかく良いパーツなんだからもっと長く使ってもらえると嬉しい」と工場の方から言われたのも大きかったんじゃないですか?
その通り!
工場の皆さんからすると、こんな工程が多くて大変な眼鏡は嫌なんじゃないかと思ってましたが、実は逆で。
「自分たちが頑張って形にしている良いものは沢山の方に届けて欲しい」っていう風に考えていらっしゃるんだーと思って、これは第2弾を企画しないと。という気持ちになりましたね。
ただ、同じものを作っても仕方がないので、
第1弾とは全然違う雰囲気でデザインしました。
良いバランスだと思います。
この辺の玉型はまさに「今出すことに意味がある」って感じですよね。
はい。トレンド的には3年ほど前から続いている多角形シェイプですが、これも先ほどの話の通り、今くらいのタイミングが一番沢山の方にかけていただけるタイミングだと思います。
クラウンパントシェイプとヘキサゴンシャイプですね。
玉型のエッジはそこまで強調していないので、程よい感じでかけれるバランスにしたつもりです。
カラーバリエーションも特徴的です。
明るいですよね。
はい。結果的にですが、今年はマスクとのコーディネートが重要になってくるので、こういった明るめのカラーは喜ばれるんじゃないでしょうか?
ですよね。
実際カラー選定の際に、そこまでマスクとのコーディネートは意識していませんでした。
ただ、やっぱり昨年の「先の見通せない感じ」とか、「明るく前を向いていきたい」気持ちが、カラーチョイスに現れている気はします。
間違いなく、かければ明るい気持ちになれるメガネだと思います。
5月から順次全国のお取引先のお店に並ぶ予定ですので、よろしくお願いいたします!